中小企業診断士の収入

中小企業診断士の資格を取ると、どれくらいの収入を稼げるようになるのか気になるところだと思います。

中小企業診断士には、資格を取得した後も企業内で企業内診断士として活躍するか、独立して自分で経営コンサルティング事業を行っていく独立診断士となるかにより変わってきます。実際にはいろいろな状況がありますので一概に言えないというところです。

ただ、一般的に、資格を取得している人の年収の相場は、800〜1,000万円
くらいだと言われています。
独立開業して、さらに取引先に恵まれれば、2,000万円以上の収入も得ることが可能です。
企業内では、企業の内情にもよりますが、それほどの高収入は見込めないかもしれません。しかし、戦略部門などの経営に関する部門に配属されたり、重要なポストが回ってくる(昇進が早くなる)ことが多いため、相対的に年収は上昇するでしょう。

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もう少し詳しく見ていくと、

◆独立診断士の場合
中小企業診断士を取得してから独立を考えている場合は、ゼロからのスタートになります。当面は1,000万円の収入を得ることを目標にするといいでしょう。
月に換算して、約83万4千円の売上げを上げれば、1,000万円を越えることができます。

独立するとどうしても収入が不安定になりますが、中小企業診断士が定期収入を得る方法として、企業と顧問契約を結ぶ、セミナーを定期的に開催するなどがあります。

また、中小企業診断士の収入は関わる仕事によって大きく異なりますので、中小企業診断士以外にも税理士、公認会計士、社会保険労務士などの資格をとることで、業務の幅が拡がり、さらに高収入が見込めます。

◆企業内診断士の場合
企業内診断士は、中小企業診断士の資格を取得すると、企業経営に必要な専門的知識を有していると認められることになります。

近年では、企業で中小企業診断士の取得を奨励しているところが多く、資格を取得した場合、重要な部署への配属など、企業内での地位の向上に役立っている場合が多いようです。また、中小企業診断士という資格は、社内での人材の戦力化のためにも活用されています。

中小企業診断士の取得を奨励している会社であれば、企業内診断士でも1,000万円の収入を得ることも可能でしょう。

また、現在の会社が中小企業診断士の資格について認知度が低い場合は、転職などで収入アップを図ることも可能です。その場合、自分の能力が発揮できそうな会社を選び、さらに自分のステージを上げていくといいでしょう。

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